ゼロポジションとスキャプラプレーン

やしま接骨院です🌈

明日、1019()は お休み となります。

よろしくお願いします!

 

 

今日は野球を含めるオーバーハンドスポーツ(バスケ、バレーボールなど)に関わるのお話

負担の少ないフォームの習得や修正、ケガ予防には基本で大事!!

野球部だと最近の高校生くらいになるとゼロポジションは知っている子も多くなってきました。

 

知らなくても今回が知る機会になればいい。

自分のからだと向き合う重要性を考えてもらうためにも

小学生~保護者の方々にも必ず伝えます

 

 

 

ケガをしない!と伝えるだけや意識を持つだけでケガをせずに済むなら

だれもケガはしませんが

どうやったらケガをしないのか、どんな準備が必要なのか を考えることは

アスリートにも指導者のどちらにも必要なのではないでしょうか。

 

ケガ予防は構造を理解していくことでもあり、

構造理解はパフォーマンスアップにつながっていきます。

アスリートだけでなく、教える側の引き出しが増えるはずです

 

今回は簡単にではありますが、よく使用されるワードとして

ゼロポジションとスキャプラプレーンについてです。

指導者の方にも読んでいただけたら

 

 


 

 

【ゼロポジションとスキャプラプレーン】

 

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1.ゼロポジション(zero position)とは?

2.スキャプラプレーン(scapular plane)とは?

3.まとめ

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1.ゼロポジショ(zero position)とは?

 

オーバーハンドスポーツをしてきた人たちは聞いたことがあるはず

 

【ゼロポジション(zero position)

上腕骨と肩甲棘(肩甲骨の出っ張り)の運動軸が一致したポジションであり

上腕骨に内旋や外旋といった回旋ストレスがゼロの状態だからゼロポジション。

よく肩のインナーマッスルと言われているのが回旋筋腱板(ローテーターカフ)ですが

回旋ストレスが加わらず、筋緊張も保たれ、関節が安定化します。

 

 

外転130°~155°の中で個人差もあります

肩甲骨の可動域やアライメント次第で肩甲棘の運動軸は変わるので。

・頭の後ろで手を組んで腕を伸ばす

・ガッツポーズ

をイメージするとやりやすいです。

 

 

 

 

フォームを構築していく中で基準となる構造です。

しかし、

負担が少ないということであって力が最大限引き出せるということではない

ということをお伝えしておきます。

 

 

重要なのは

ストレスがかかりにくい位置(position)

・このポジションで筋出力を上げていけるようにしていくこと

 

 

このポジションから逸脱して(肘が下がるなど)反復されれば、大きな負担になっていきます。

トレーニングの際も、このポジションで筋出力を上げることができなければ

パフォーマンスは上がりません。

 

 

 

 

2.スキャプラプレーン(scapular plane)とは?

 

 

ゼロポジションは知ってるけどスキャプラプレーン知ってる子は見たことない!

大学生まで野球してた人でたまにくらいでしょうか?

 

 

【スキャプラプレーン(scapular plane)

直訳すると肩甲骨(scapular)の面(plane)

アライメント不良でなければ、肩甲骨は約30°外にスライド(外転)したところに配置されています。

その肩甲骨の角度に上腕骨に沿うことによって回旋ストレスがかかりいくくなります。

前方に(水平内転)30°~45°が目安

 

 

3.まとめ

 

なんとなくゼロポジションスキャプラプレーンがどの位置かわかっていただけたでしょうか?

本当に「簡単に」でしたが、まず知ってもらうことからと思っています。

 

 

そして先述のとおり

この位置にさえすれば力を最大限引き出せるわけではありません。

反復していくスポーツはオーバーユースに悩まされます。

筋出力を向上してコンスタントにパフォーマンスを出すためには

たくさんの練習やトレーニングに耐えなければなりません。

 

 

そのために、これらの土台を習得することによって

高負荷や高頻度の練習による消耗を防ぎます。

どんな練習でも1repで終わる練習やトレーニングはありません。

反復していくうえで土台を習得することが必要なのです。

 

 

ゼロポジションやスキャプラプレーン内で筋出力を意識してもらうために

当院では方法の一つとして

プライオボールなどを含む、ベロシティトレーニングでフォーム改善と修正します!

トレーニング詳細は別の機会に!

 

 

肩のコンディショニングも含めてのトレーニングは

院外で外部のチームにも指導させてもらっています。

お気軽にご相談ください😄

 

 

余談ですが

オーバーハンドやスリークォーター、サイドハンド、アンダーハンド

ゼロポジションやスキャプラプレーンは共通しています。

 

体幹の側屈や下半身の使い方で手の高さが異なるだけなので

サイド・アンダーだからゼロポジションなどが関係ないってことはありません。

重要なのは高さではなく上腕骨と肩甲棘(肩甲骨の出っ張り)の運動軸

もちろん肩甲骨の内外転の優位性でも角度は左右されます。

 

 

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